何から買う?熊野古道を歩くために

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一番に靴を買え、一番にだ!

「観光パンフレットにも載っているし、熊野古道は観光地でしょ!」と思って、パンプスサンダルで来てしまう方が少なからずありますが…ご愁傷様でございます
ビギナー向けと言われる中辺路でさえ、未舗装の古道がほとんどです。ぬかるんでいたり、滑ったり、ヘビ、ムカデなどの生き物もいます。
屈強な海外のメンズは白い歯を見せて、短パン&ビーサンで風のごとく駆け抜けるのでWow!って感じですが日本人は真似しちゃだめですね。

さて、じゃあどんな靴がいいのかという話です。コースにもよりますが初めての熊野古道なら運動靴でいいと思います。でもこれから本格的にやるのなら軽登山靴の購入をおすすめします。ハイカットは足首を守ってくれると推奨されますが、軽量でアスファルトも歩けるミドルカットも私は好きです。お店で相談してくださいね。

また山の天候は変わりやすく、晴れていても水たまりやぬかるみが残ります。ハイカット・ミドルカットより防水機能が長く続けるなら重要です。ゴアテックスは高くなりますが、土砂降りも水たまりもへっちゃらで最強気分を味わえます。最初に買った靴は高っ!!!と思いましたが本当に買ってよかったです。靴だけはケチらないで自分に合ったものを、ちゃんと試着して買ってください。(試着が大事)

あとこれは安全性と関係ないのですがファッションにこだわる人は一番に靴を買いましょう。足のサイズ、形、用途、予算にあった靴は意外と限られます。先にリュック・ウェア・帽子なんかを買ってしまうと、思ってたのと違う~!ってバランスになります。このごろ靴を新調した管理人は、おしゃれ登山ガールとはほど遠いビジュアルですよ。靴自体はぴったりフィットでお気に入りなんですけどね。

ウェアの基本は保温と速乾性!

半日ウォークならジーパンの方もいますが、これはおすすめできません。汗をかいても乾かないので体が冷えます。山用のウェアやスポーツ用の運動着が適しています。アンダーウェアも速乾性のあるものを。

管理人は雨の伊勢路でカッパと汗でむれ、最後まで乾かなかったブラジャーの形にあせもができました。嫁入り前だってのにビキニ焼けの逆バージョンです。その当時はまだウェアも揃えておらず、乾かないことで有名な綿のTシャツでした着替えるつもりでしたがタイミングを逃し、下山後はすごく寒かった思い出です。頭の中でずっと、乾かざるごと綿のごとしと言ってました。

ウェアは登山用品店のものがマジ最高ですが、今はユニクロやしまむらなどファストファッションと呼ばれる衣料品店でもある程度のものが手に入ります。趣味として続けるかわからないなら、まずは代用品でいいでしょう。アンダーウェア、Tシャツ、パーカー、ウィンドブレーカー、ダウンなど。作業着専門店ワークマンの衣類が安くて優秀だとアウトドアやバイカーに注目されているそうです。レディースも展開してほしいな~。

歩けば暑く、止まれば寒いのが山。尾根には風が吹いて朝夕の寒暖差もあります。脱ぎ着しやすく気温変化に対応しやすい洋服が理想です。汗をふくタオルはマフラー代わりにも、紫外線除けにもなるので1つ持つといいです。

リュック(ザック)と、ウェストポーチもあるといい

▲雨用カバー内蔵なのが購入の決め手でした

ザックってなんだよ…リュックじゃないのかよ、かっこつけんなよ」と思った方いるでしょう。私もです。登山の世界ではリュックをザックと言うそうですが、どっちでもいいそうな。ふーん…。じゃあリュックでよくない?!(※当サイトは登山未経験の方にも読んでほしいのでリュックで統一します)

さて、そのリュックですが基本的に両手の自由になるものなら山用でなくても大丈夫です。でも絶対にお弁当と飲み物が入るサイズにしてください。ショルダーバッグはだめです。ただしやはり登山用のものが肩も痛くなりにくいですし、体を固定するベルトやドリンクホルダーもあり後の疲れが違います。続けていくなら登山用の購入が望ましいでしょう。お店ではかっこつけて「ザック欲しいんですけど」って言ってみましょう。

あとこれは熊野古道ならではですが、ガイドブックを広げたり、途中で「押印帳」というスタンプを押して歩きます。ウェストポーチがあると大変便利です。リュックには基本的にすべてのものを入れますよね。そこそこの重さのリュックをよっこいしょと肩から下ろし、物を探すのは歩いている途中でけっこう面倒です。携帯電話をポケットに入れれば思った以上に蒸れますし、それが崖から転がり落ちればまず拾えません。マップと、お賽銭用の小銭、写真撮りと登山アプリ用の携帯などを入れていれば、さっと取り出せていい感じです。

食べることは生きること!携帯食

管理人がいつも持っていく食べ物は以下のもの

  • 和歌山が誇る、梅干しのおにぎり(塩分・クエン酸補給)
  • お茶とスポーツドリンク各500ml(途中で購入できる場合は少なくてOK)
  • 魚肉ソーセージ(おいしい)
  • 飴、ラムネ菓子、グミ、チョコ のいずれか(糖分補給

イチオシは魚肉ソーセージです。安くてどこでも手に入る。余っても常温保存できる。簡単に食べられる。そしておいしい(重要)。めちゃくちゃ優秀です。熊野古道はあてにしていたカフェが閉まってたとか、駅のまわりなのに何もないとか当たり前。しかも張り切って朝早く出発しすぎお腹が空いたとかね。熊野古道あるある。なので食べても食べなくてもいい携帯食があると安心です。

また糖分補給は怠ると判断能力が落ちます。道に迷ったときに脳が疲れていて、冷静な判断ができないと山では致命的です。ある語り部さんはみかんやレーズンパンなど休憩の度に少量ずつ配ってくれました(たまに食べるレーズンパンって美味しい)。同じように水分も、のどが渇く前に補給してください。呼吸数がいつもより多いというだけでも、体から水分が失われています。水分やミネラルのバランスがくずれると、足をつったり熱中症の症状が表れはじめます。

これがなきゃはじまらない!熊野古道の最新マップ

 

▲絶対に必要。なんなら予め請求した方がいいくらい。
▲緑色の濃いところは標高が高いのである。

 

県のHPなどでダウンロードができる熊野古道のマップ。距離、標準時間、トイレや自動販売機などが書いてあります。私も最初はこれで歩きました。携帯でも見れますが電池も減りますし、1枚印刷したものをポケットやウェストポーチに畳んで入れておくとすスムーズです。観光協会などにあるパンフレットタイプは全体がわかりすごく重宝するので1冊はゲットしてください。

あと最新のものかどうかをよくよく、確認してください!各観光地やお店に良かれと思って設置してくれてるのですが、けっこう古いものだったりしますし更新日が書いてないことも・・・。台風の多い紀伊半島は、崖崩れなどで迂回路ができたり、通れなかった古道が復活されていたりということが毎年各所であります。

その他、絶対じゃないけどあるといい便利グッズ

  • 帽子(夏は日差し、冬は防寒として)
  • 雨合羽(ウィンドブレーカーとしても◎)
  • 手袋(冬は必須)
  • モバイルバッテリー(圏外の箇所が多く電池の減りは早い)
  • ビニール袋(ゴミ袋、雨天時リュックカバー、貴重品の雨対策など)
  • 杖、トレッキングポール(使いなれてる人)
  • 腕時計(防水のもの 汗でも濡れる)
  • ハンカチ・ティッシュ(ウェットティッシュおすすめ)
  • 常備薬、絆創膏
  • 保険証コピー

 

雨合羽は冬と土砂降り以外は100円ショップのものでOKです。というのも本格的なものはいくら透湿と言っても蒸れます。6月に雨のウォークをやりましたが暑くて上下は着てられなかったです。逆に冬はウィンドブレーカーになり暖かくて重宝しました。季節と天候に合わせて持ってください。

トレッキングポールは主に下り坂の足への負担を減らすのに有効です。ロングウォークや体力に自信のない場合はあった方がいいですが、そうでもない人はなくてもOK。私も使い始めは持て余して、休憩箇所では忘れるし、多用して腕や肩が疲れました。また団体ではエスカレーターでの傘みたいな感じで、突かれそうなことがあります。そんなとき大体、本人は気づいてないので危ないよと注意してあげるか、その勇気がなければわざとヒットされて気づかせてあげるなどしてください(ややこしいやつ)。

登山用品って安くないので、代用品でひとまずいいと思います。一度やってみるとあれが欲しかった、これはいらなかったなと必要なものが見えてきます。人の持ち物も見てると参考になりますよ。当たり前ですが全部持つと重くて負担が大きいです。

最近はフリマサイトやリサイクルショップでも買えたりするので上手に探してみてください。そりゃ新しいものがいいですが、掘り出し物もあるかもしれません。

まとめ

 

十分な装備をしていても転ぶことはあります。寒くて風邪をひいたり暑くて熱中症になったりという方は毎年いるそう。「登山靴を持ってないんです、買った方がいいですか?」という相談がありますが、いいかかどうかは自分で決めることです。

だって山のことは誰も保証してくれません。天気も、気温も、予想は外れることの方が多いし、装備が無くて困るのは他の誰でもなく歩く人自身です。熊野古道は連れて行ってもらうものではないので、自分のために思いっきり楽しむために、ぜひはりきって用意をしてください。

 

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