聖域のはじまりは滝尻から|第1回『今年も歩こう熊野古道』(滝尻~高原~栗栖川バス停)

『語り部の会 熊野古道 中辺路』主催イベント『今年も歩こう熊野古道』に参加してきました。

全8回のコースで滝尻から熊野本宮大社までの人気ルートを分割で歩きます。単発はもちろん全回参加で踏破もできますよ。

語り部さんのお話の内容はネタバレになりますし、コースの詳細と名所解説も長くなるのでまた別ページにて制作予定です。つまりはイベントの“雰囲気”レポートですね。さあ行ってみよう〜!

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第1回 今年も歩こう熊野古道

  • 開催日 2018.7.22(日)晴れ
  • 参加費 2,000円(保険、弁当、お茶つき)
  • コース 中辺路(滝尻王子〜高原〜栗栖川バス停 約6.0km)
  • 集合  9:00 熊野古道館
▲ログ① 滝尻~高原

 

▲ログ② 高原~栗栖川バス停

 

 

■熊野古道館と滝尻王子

集合場所の熊野古道館は歴史資料館とインフォメーションセンターが一緒になった入館無料の施設。中辺路の観光協会が入っていてウォークの相談も可能だ。わからないことは聞いてみよう。コーヒー(有料)の提供とTシャツ・帽子などのモンベル製品の販売、宿泊所への荷物運搬サービス(有料)、もちろんトイレもある。

場所はこの地より「聖域」とされる滝尻王子社のすぐそば。無料駐車場には20台は車が停められる。またバス停もあるため、JR紀伊田辺駅から乗車した多くの古道ウォーカーがここで下車し2~3泊の行程で本宮大社まで歩く。この中辺路においては熊野古道をはじめるスタート地と言っても過言ではない。

日帰りの場合は栗栖川バス停、牛馬童子バス停、ちかつゆバス停いずれかまで歩き、車を停めた滝尻バス停や紀伊田辺まで戻るのが一般的。引き返して戻る人もいる。宿泊踏破の場合は途中の高原(たかはら)か、その先のちかつゆエリアの民宿を利用しよう。

▲滝尻(熊野古道館)の駐車場は比較的広い

 

まずは集合!

8:50 熊野古道館に集合

集合場所に到着!!すでに熊野古道館には多くの参加者が集まっています。シニア層が中心ですが30〜40代くらいの方も少なからずいらっしゃいますよ。女性の方が若干多いでしょうか。登山ウェアの方がほとんどです。

受付で参加費を払い資料を受け取ります。マップ押印帳もいただけました。これはこの日だけでなく今後も継続して使います。速玉大社のご神木で、ご縁を結んでくれると言われるナギの葉も配ってくれて、シャレたことするな~!とうれしくなりました。

季節は夏!特に今年は猛暑!というわけでまずはお手洗いを済ませ、涼しい館内で熊野古道の解説を聞きます。必要な方には竹杖を貸してくれます。そのあと15名程度の班に分かれ、さあいよいよ滝尻王子へ。

 

▲熊野古道館にて開設を聞きます
▲ナギが幸運を呼んでくれそう

 

9:45 出発

まずは、押印帳に滝尻王子のスタンプを押し・・・みんなで準備体操をして王子社にお参り。先頭には語り部さん1名、1番後ろにがサポーターの方1名がつきます。サポーターと言っても語り部さんなので色々教えてくださるので、後ろでも安心です。

滝尻王子は五体王子の一つで、九十九王子社でも格別位の高い場所。その滝尻からのコースの特徴は、短いけれどいきなり急坂から始まるところです。たった1kmに1時間もかかるような急峻な坂道。これが聖域の洗礼です。(でも最初というのは体力もあります。おそれずトライしてくださいね!)

木々の下では直射日光が避けられますが7月はさすがに暑い!でもこの日は風があったので語り部さんいわく『今日はここ数日で1番涼しいね』だそうです…いや、暑いのは暑いんですけどね!お話を聞きながら小まめに水分補給をします。

実はここは何度か歩いたことがあるコース。ですが気付かないこと、知らないことばかりで驚きがいっぱいですごく面白いんです。内容はネタバレになるので割愛しますが、季節が違えば景色も植生も変わるし、きっと何度でも楽しめるんだろうなぁと思いました。

▲五体王子の一つ滝尻王子
▲歩きはじめすぐに奇怪な岩がある

 

熊野古道はどんな道でしょうか。美しい石畳?苔むした道?色んなところがありますが滝尻からは木の根道が続きます。一歩一歩、足元を確かめて歩きましょう。これって反射神経を使うので脳にすごくいいんだそう。

 

▲「木の根道」を楽しもう

 

10:05 胎内くぐり、乳岩

▲胎内くぐり 小学生団体ならくぐるそうです
▲乳岩

 

10:15 寝不王子(ねずおうじ)

▲不寝王子に2つ目のスタンプがある

 

11:10 剣ノ山(つるぎのやま)経塚跡

▲岩陰で涼むガマガエル

 

11:15 展望台

マップ記載の標高は336m。語り部さんが竹杖で方角を示し「あっちが果無・高野山・本宮・那智…」と解説してくれるから景色も違って見えます。

▲どんな景色にもストーリーがある

 

11:40 林道に出る

今回は健脚揃いのパーティーでだったようで順調なペースです。山道から林道に出ると、他の語り部さんが軽自動車で先回りして待ってくれていました。そしてなんと、クーラーボックスにお茶やスポーツドリンク、氷を用意くださっています!!猛暑開催ならではの気遣いです。紙コップで飲むカルピス美味しかったな~。

その後、針地蔵テレビ塔を経由して高原へ向かいます。

 

▲林道を渡る理由も教えてくれる
▲徐福が探した天台烏薬の木!言われなきゃわからない

 

12:20 再びアスファルト道へ

▲イーデスハンソンさんのお家はあっち

 

12:30 高原王子社に到着~!

高原王子社?高原神社?正解はどっちもです。王子は熊野の神様をお祀りした分社的存在ですがこんな風に朱塗りのものが残っているのは数少なく熊野古道でも稀有な存在。楠の巨木も鬱蒼と生い茂ってドヤ顔ですよ。しっかりお詣りするのはもちろん、最後のスタンプも忘れず押します。

▲朱塗りの社が残ってるのはレアです

 

そして、ここまで来ると頭の中はお弁当のことでいっぱいです。

 

12:35 高原休憩所 到着!(昼食!)

あー本当に山を歩いて食べるお弁当って最高です。しかも人が作ってくれたものって格別。さんま寿司とめはり寿司、うわーピリ辛こんにゃくいなりも入ってる!もう中辺路ったら大好き。この日のお弁当には350mlのお茶と、高原地区のおかあ&おばあたちがガチで摘むよもぎで作ったよもぎ餅(土日限定販売)もセット。ありがとうございます最高です!!!!

 

▲名物の味、故郷の味

 

13:15 バス停に向けて出発

今回の開催コースは、出発地点までバスで戻るところまでです。いにしえの人が歩いた熊野古道はこの先も続いていて、ロングウォークの方はこの高原地区で1泊したり、ちかつゆまで歩きます。私たちは栗栖川バス停からバスに乗って引き返すので、食後は熊野古道ではない林道を歩きます。なんの変哲のない、たいくつな道ですがスギ・ヒノキの違いだとか、花粉症の話で笑わせてくれるので短く感じました。

13:45 橋を渡る

▲バス停はすぐそこ

 

13:50 栗栖川バス停 到着

「はい!お疲れさまでした!」語り部さんの挨拶に、あたたかい拍手がおきます。標高が下がって暑さも強く感じますが、みな一様に満足げです。これで参加費2,000円は安すぎるなぁ。整理体操をして路線バスに乗りますが、小さなバスなのでほぼ貸切です。

 

▲バス代 別途250円です

 

解散、そして次回に向けて…!

バスだと5分の距離をずいぶん遠回りしました。でも車窓から「あそこが剣の山、展望台、あれがテレビ塔だよ」と教えてもらうと、見上げる山は高くって「私ってすごい!」って嬉しくなるんですよ。1か月以上たってこの記事を書いてますが、テンションあがってきますからね。

第2回開催は9/9(日)!ということで管理人はサービス業ですが、ちゃっかり希望休も出しました。次はもっとデータ録って…写真多めに撮ろう!

 

…と、張り切ったのです、が!! つづく

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