【滝尻～本宮】民宿・ゲストハウスまとめ

熊野古道、中辺路38km踏破のすすめ

熊野古道は日帰りもあれば、たっぷり2～3日かけて歩く人もいて歩き方の選択肢は様々です。

もし時間があるのなら、たっぷり体感できる38㎞以上の踏破がやっぱり私はおすすめ。ガチのやつですね。

踏破を目的とした場合、分割でなければ宿泊予約が不可欠。古道沿いには口コミ評価の高い魅力的なお宿がありますよ。

が！民宿がどこにあるのか調べて…体力を考えて予約して…って、実はけっこう難易度高いんです。なぜなら小さな民宿って情報が少ないし、googleマップに熊野古道が表示されないし、目印もほぼないし「や…山しかない」って感じ。

調べて探して満室回答…このページに辿りついたアナタなら、この壁にぶつかってるかもしれませんね。

予約が取れない…スケジュール決まってて日程変更できない…焦るんやなぁ、コレが。←私のことです

そんなわけで熊野古道沿いで調べにくい民宿・ゲストハウスを中心としたお宿と、そのアクセス情報をリストアップしてみました。比較的、予約がとれやすい本宮温泉郷(川湯・わたらせ・湯ノ峯)は除いています。

基本情報だけですが、これだけあればとりあえず調べられる！コースが組める！はずです。あきらめずに動いて下さいね。行動がすべてです。みなさんに素敵な出会いがありますように！

滝尻エリアの民宿・ゲストハウス

滝尻は多くの参詣者にとってのスタート地点。紀伊田辺駅周辺で前泊し早朝のバスで滝尻まで来る場合がほとんどですが、前日にこのエリアに泊まるのも私はおすすめ。スタートが早ければ次の宿場でゆっくり過ごせますしね。田辺から滝尻までの早朝バスは混雑するので、座れないこともあります。

宿泊施設２軒（民宿あんちゃん、天空の里 峰）

古道の杜あんちゃん

民宿としての営業も長いので安心して宿泊ができる。1Fで飲食と商店も営んでおり、荷物搬送サービスあり。滝尻すぐの立地のためウォーカーにとって何かと頼もしい宿。熊野トラベル、Airbnbで予約できる。

天空の里 峰

2018年新築オープンの古民家風の貸切宿。キッチンスペースあり自炊ができる。滝尻の隠れた名所にありロケーションも良い。近くのスーパーまで送迎の依頼が可能だ。熊野トラベル、Airbnbで予約できる。

高原エリアの民宿・ゲストハウス

高原(たかはら)は、滝尻から約3㎞先の山の上で標高は約300ｍ。滝尻からの急登を2時間ほど歩ききると現れる集落だ。キツイとはいえ短距離のため当日昼頃に出発する方におすすめのエリア。景色のいいカフェもあり１泊のんびり過ごすのもいい。（今回は栗栖川バス停付近は割愛しています）

宿泊施設4軒（霧の里たかはら・すずしろ・天空のさと山・星空の宿たかはら）

霧の里たかはら

トリップアドバイザーでも表彰された実績、地元民にも好評のランチ、「高原の顔」とも言える存在だ。フレンドリーな雰囲気は、開放的な景観とマッチして旅の気分を盛り上げてくれるだろう。わたらせ温泉の湯を運んだ浴場も旅の疲れを癒してくれる。全8室すべてトイレ付。じゃらん、楽天などの大手ネットサイトからも予約が可能。

すずしろ

一棟貸しの宿で定員は3名まで。食事の提供はないが、高原の自然豊かなエリアでひとり占めする空間はとても贅沢なひとときだろう。ここでは忙しい日本的な旅のスタイルを忘れて過ごしたい。問合せはHPからメールで。熊野トラベルで予約可。

天空のさと山

一棟貸しの宿。囲炉裏と土壁のある純日本家屋だが、BBQ設備がある。11名まで宿泊できるためファミリーや小グループにおすすめだ。じゃらん、熊野トラベルで予約可。

星空の宿たかはら

木の温かみの感じられるログコテージ。高原は不便な場所だが食事の提供もあるので安心。ホストとの交流も楽しめる。檜風呂で旅の疲れを癒そう。1組4名まで。熊野トラベルで予約可。

近露エリアの民宿・ゲストハウス

近露(ちかつゆ)は高原から７㎞の山中を抜けた山間の集落。カフェ、スーパー、美術館、大塔川の清流もみどころ。ここで１泊して一気に本宮を目指す人もいるが、ここから本宮大社までは山道の25km。アップダウン、圏外もあり単独はおすすめでないハードな行程。そのため全踏破でなくエスケープするウォーカーもいる。荷物搬送も利用し、体力に合わせた無理のない旅程を組もう。

宿泊施設8軒（アイリスパーク・まんまる・民宿なかの・民宿もみじの里・桜の園・ハピネスちかつゆ・民宿ちかつゆ・旅館月の家）

アイリスパーク

オートキャンプ場、バンガロー、別棟からなる宿泊施設。バンガローは当然1棟貸しだが1名でも借りられる。天然温泉の女神の湯は知る人ぞ知る名湯。楽天トラベルで予約可だが、公式サイトに10％オフのクーポンあり直手配もおすすめ。

まんまる

日置川上流にある宿。おとりアユ・入漁券の販売もあり参詣者だけでなく釣り人も御用達。近露王子からの送迎あり。HPに掲示板があるが予約は電話で。

民宿もみじの里

2018年にオープンした一棟貸しの宿。自炊・持ち込みをしない場合、食事は近くの箸折茶屋のものを用意してくれる。熊野トラベルで予約可。

桜の園

熊野古道のルート上というエリアの中でも好立地にある民泊。営業は2018年からだがその名のとおり、庭には毎年桜が植えられ春になると道行く参詣者を楽しませてくれる。夕食は近隣のカフェ小鳥の樹のお弁当、朝食は箸折茶屋にて。本館と別館合わせて4室。熊野トラベルで予約可。

民宿なかの

ご夫婦で営んでいる民宿。熊野古道からは少し外れるがエリアでは貴重なスーパー(Aコープ)から近い。自炊も可能だが食事の提供もあり。熊野トラベルで予約ができる。

ハピネスちかつゆ

一棟貸しの宿。自炊や持ち込みしない場合の食事の提供は、夕朝食ともに近くの箸折茶屋のものとなる。定員5名まで。熊野トラベルで予約可。

民宿ちかつゆ

ひすいの湯と同じ敷地内にある天然温泉が自慢。歩ききった全身を癒してくれるだろう。gooogleなどの口コミ評価もとても高い。熊野トラベルでも予約可。

旅館月の家

江戸末期に建てられた歴史ある宿。すぐ近くに古民家風のカフェなども並ぶ好立地。古道のルート上にあり、七夕飾りや風鈴など季節の飾りで道行く人をいつも楽しませてくれる。

野中エリアの民宿・ゲストハウス

野中はちかつゆから３～４㎞の集落。『中辺路38km1泊2日踏破』の場合は、ここ野中で宿を取るのが翌日のハードな小広越えを考えるとおすすめ。しかしどこも収容数は多くないため、手前の近露泊になるパターンがどうしても多い。ハイシーズンは希望日の予約が取れたらラッキー、程度に思って問い合わせてみよう。

宿泊施設5軒（民宿つぎざくら・ゲストハウスMUI・いろり庵・のなか山荘・さーどぷれいす）

民宿つぎざくら

1日2組限定。料理人の作る本格的な日本料理が特に人気。古道のルート上にあり立地も申し分ない。熊野トラベルで予約ができる。

ゲストハウスMUI

小広峠から一番近い宿であるため、初日にここまで来られると安心。飼育されているヤギも可愛い。民宿でgoogle評価4.9はすごい。（2018.1月時点）2部屋、最大8名まで。

いろり庵

1日1組限定の宿で、熊野古道のルート上にある。名前の通り囲炉裏があり、眺望も良い。料理にも定評があり、秋には宿泊価格に関わらず近隣で収穫したマツタケも提供される。

のなか山荘

熊野古道のルートから少し外れるが、バス停がすぐ近くにある。踏破でなくエスケープをする場合にも利便性がいい。6部屋あるのもこのエリアで貴重。

さーどぷれいす

1棟貸しのB＆Bスタイルの宿。夕食は近隣のお弁当を手配してくれる。公式サイトに予約フォームがあり、熊野トラベルでも予約可。