いつも旅人の心を癒してくれるのは、物言わぬ小さな生命。
草花の名前を覚えるともっと楽しくなりそう!というわけで実際に熊野古道で見つけた動植物と豆知識などを(勉強のために)ちょっとずつ記録していきます。
レア度について
完全に個人の主観で設定しています。希少種かどうかではなく、あくまで熊野古道で出会えるレア度としています。またこれは管理人の勉強度合により適宜変更されますのでご了承ください。
画像について
クリックすると解像度の高いものが見られます。
重要なお願い
珍しい野草は盗掘されることがあります!
見つけた場合、SNSなどに具体的な場所を載せないでください。撮影画像のGPS位置情報にもご注意ください。草木を狩ることは禁止されています。
- 1 晩夏~秋の動植物
- 1.1 植物・生物
- 1.1.1 フジバカマ★ 9~10月
- 1.1.2 アサギマダラ レア度 ★★★
- 1.1.3 サンキライ(山帰来)の実 レア度★ 10~1月頃
- 1.1.4 ムラサキシキブの実 レア度★ 9~12月頃
- 1.1.5 シュウメイギク(秋明菊)レア度★ 9月~11月頃
- 1.1.6 ホトトギス レア度★★ 7~10月
- 1.1.7 キイジョウロウホトトギス レア度★★★★ 10月頃
- 1.1.8 お茶の花 レア度★★
- 1.1.9 ゲンノショウコ レア度★ 7~10月
- 1.1.10 ナンバンキセル レア度★★★ 9~10月頃
- 1.1.11 ムカゴ ★★
- 1.1.12 コスモス (一ノ瀬・稲葉根王子)9月中旬
- 1.1.13 コスモス (一ノ瀬・稲葉根王子)9月下旬~10月中旬
- 1.2 きのこ類
- 1.3 粘菌(変形菌)
- 1.1 植物・生物
晩夏~秋の動植物
植物・生物
フジバカマ★ 9~10月
秋の七草の一つ。準絶滅危惧種の蝶(アサギマダラ)が好むとされる。
アサギマダラ レア度 ★★★
旅をする準絶滅危惧種の「渡り蝶」で1,000kmも群れで移動するといわれる。美しい浅葱色の羽が特徴だが体内に毒を持つそうで、そのため捕食されることが少ないのだろうか、2頭のつがいがゆっくり上下し舞う様は優雅で、とてもメルヘンチックだった。どういうわけか管理人の顔に留まってくれた。
サンキライ(山帰来)の実 レア度★ 10~1月頃
民家に植えられていることが多く比較的よく見かける。鮮やかで青空によく映え、リースの飾りなどにも使われる。
ムラサキシキブの実 レア度★ 9~12月頃
食べるとグレープ味…はもちろんしません。シソ科の植物です。夏に咲く花より、秋の実が観賞用に人気。
シュウメイギク(秋明菊)レア度★ 9月~11月頃
名前が思い出せないところに友人が琴奨菊と言ったので互いに余計思い出せなくなりました。実は菊ではなくアネモネの仲間だそうです。
ホトトギス レア度★★ 7~10月
鳥の名前ではありません。日本固有の山野草だそうです。私が見つけたのは10月ですが夏の花だそうです。
キイジョウロウホトトギス レア度★★★★ 10月頃
紀伊半島南部の固有種。紀南地方ではすさみ町佐本が有名。本宮、龍神、みなべ川町清川などでも村おこしの一環などとして育てられているが非常に栽培が難しい山野草。山里の貴婦人と称され古くから観賞用として高い価値がある。茶室などで飾られる上品な花。
お茶の花 レア度★★
どんな山の中でも、お茶の木とナンテンがあればかつて集落があったということだ、と語り部さんが言っていました。
ゲンノショウコ レア度★ 7~10月
胃腸薬として使用される梅の花のような小さな多年草。生薬としての効用が「現に証拠」というところからこの名がついたそう。
ナンバンキセル レア度★★★ 9~10月頃
寄生植物と言ってススキなど寄生主がいないと生きられないそうです。いつか見てみたいと思っているギンリョウソウ(白くて幽霊草と呼ばれる)に似ている気がしますが全く別のものだそうです。ススキの根元に気を付けていると見つけられるかも?
ムカゴ ★★
山菜の一つで火を通して食べると芋のような味がします。というのも根元は自然薯。珍しくはないですが小さく地味な色なので見つけにくいかもしれません。高級料亭などでも扱われます。美味しい。
コスモス (一ノ瀬・稲葉根王子)9月中旬
中辺路の稲葉根王子すぐそばの河川敷は、地域の方が植えた季節の花が咲いて年々魅力を増しています。ここはまた別に紹介したいと思ってます。
彼岸花はめずらしくないけど、一ノ瀬の彼岸花は見事です。一見の価値あり。
コスモス (一ノ瀬・稲葉根王子)9月下旬~10月中旬
彼岸花のあとに、すぐそばでコスモスが咲き乱れます。この時期に咲くフジバカマにも力を入れているそうなので美しい大型の蝶アサギマダラも見られるそうです。
きのこ類
マツタケ★★★★ 9~11月頃
秋の風物詩!もちろん熊野古道で生えているのは見たことありません。中辺路の野中にある民宿いろり庵さんの玄関先で見せてもらいました。ふわ~っ!と広がる香りだけで脳内にセロトニンとかドーパミンとかとにかく幸せホルモンがたくさん出ます。ちなみに秋に宿泊すると金額に関わらず夕食に出るそうです!!!!泊まりたい!!!!!!
カエンダケ 危険度★★★★★
レア度とかいうより危険です。触るだけで炎症を起こすやつです。赤々としていかにもヤバそうな見た目なので絶対見るだけにしてください。
名前も知らぬキノコたち
知ってる方あれば教えてください。食べる人もいないと思うので場所はざっくり公開します。
粘菌(変形菌)
名前はもちろんわかりません。