【経過報告】4/1(月)出発の門出に集う、豪華メンバーをちょっとだけ…公開!

湊は今も湊

三十石船の船着き場は、天満橋駅を下車してすぐ。大阪城・府庁も徒歩圏内なのはここが要所であった証でしょう。ここが「難波の津」とも呼ばれ古代の国際交流の地でもあったのです。

▲2.26シーカヤックガイドさんと天満橋行ってきました。常夜灯に「熊野古道の起点」とちゃんとありますネ!

 

現代は、物流や旅の拠点ではなくサップボードや観光船、水陸両用バスが運行する発着場所です。街のど真ん中でできるアクティビティ、これはこれでめっちゃ爽快やろうなぁ!

▲川があるのに遊ばない手はないっ!

 

江戸時代には「八軒家浜」とよばれました。「江戸っ子だって?!寿司くいねぇ!」で有名な浪曲も三十石船が舞台です。

画像の石碑は昆布屋さんのお店の前にあります。「永田屋昆布」さんと言って、明治時代から続く老舗の本店。阪急百貨店での取り扱いがあるそうです。

 

▲石碑の隣にパンフレット置いてくださっています

 

▲お買い求めやすい価格のものもありましたよ

 

店内には熊野本宮大社の牛王神符が飾られ、八軒家の江戸時代の絵もあり昆布そっちのけで感激してしまいました。この高級感に臆せず「写真撮ってもいいですか」と聞くと、店内はご遠慮いただいておりますとのこと。

▲小分けの袋も「浪速名所図会」胸アツ

 

でも「熊野古道をここから歩くんです」と果敢にチラシを渡すと、親切にパンフレットを勧めてくださいました。このオリジナルパンフレットは1人1冊ですが無料です。

▲上は商品パンフレットなのに今昔の解説入り。この力の入れ方には愛を感じます。

 

八軒家浜の歴史、熊野街道、熊野三山のことがギュッと凝縮されてます。これを語り部さんに見せてもらって八軒家のイメージがわいたのです。自分用ゲットできてうれしい~♡

さてそんな現代の湊の話もそこそこに…本題に入りましょう。

三十石船の募集状況

2月10日募集を開始し、2月28日をひとつの締切とした三十石船乗船者募集ですが、とっても理想的な20名の参加をいただいています。(3/21時点 30名乗船に更新)

まだ半分やん!と思ったあなた、ちょっと聞いてください。参加の方は以下の通りです。(※所属とお名前出していいか現時点で確認できてる方のみ公開してます)

紀伊路(和歌山市~田辺) 3名
・熊野古道紀伊路語り部の会 柴田雄蔵会長
・有田市 語り部ガイド 赤尾周治さん
・熊野古道紀伊路語り部の会 堀丈夫さん
中辺路(田辺~本宮~新宮~那智)6名
・語り部の会熊野古道中辺路 安江樹郎会長
・語り部の会熊野古道中辺路 大野純さん
・熊野本宮語り部の会 伊藤幸子さん
・熊野本宮語り部の会 加藤恵美代さん
・元熊野本宮語り部の会(&霧の里たかはら調理)
・滝尻茶屋 (地域おこし協力隊) 並木真弓さん
大辺路(田辺~那智)2名
・大辺路刈り開き隊・長井坂クラブ 築山省仁さん(世界遺産マスター・ジオパークガイド)
・大辺路刈り開き隊・長井坂クラブ 築山由里子さん
伊勢路(神宮~新宮) 1名
・関係機関の方→お仕事の都合で不参加になりました
・関係団体の方 new!
高野山(七口) 3名
・高野七口再生保存会 児玉康宏さん
・高野七口再生保存会所属の方
・高野七口再生保存会所属の方
一般 6名
・募集前から参加予定されてた方など
・山田良憲さん(サンチャゴ踏破)
・ぐらっさん(伊勢路170㎞単独踏破 愛知県女性)
その他 5名
・田辺駅前商店街 中野工房 中野真理さん他1名
・アースメイト(シーカヤックガイド) 大島克也 さん 他4名
マスメディア 1名
・新聞社
わたし本人 1名
・坂本このみ

 

以前から面識があるのは4人だけです。尾鷲や熊野市に突撃したり、各方面にメール送りまくったり。会社員やりながら18日。しかも内4日間は出張というハードスケジュール。

色んな方が、イイネやシェアをしてくれたおかげで、紀伊路と中辺路だけじゃなく紀伊半島各地で共有してほしいという願いに希望が見えました。

小辺路と大峯が抜けているようですが、七口再生保存会は小辺路も含みますし、明日以降は関心を持って下さった色んな方にお会いする予定もありますよ(わくわく♡)。乗船予定の皆様はたくさん名刺持ってきてくださいね。

▲鬼ヶ城で見た朝日。東紀州だなぁ。

 

このスタートが切れたらきっとゴールまでの注目は加速するし、世界遺産じゃない道もひとつづきに盛り上がるんじゃないかと思っています。

全ルート参加の一般の方も

この中で「一般」というのはけして私の家族友人、あるいは無理に誘った方ではありません。

ある方は、京都府内の高校教諭。社会の先生とのこと。サンティアゴやお遍路、中辺路も歩かれた男性です。当初は数日間の参加を予定されていましたが「やはり全部行きたいという思いが強くなり…退職願いを出しました!」と連絡が。ええええー!??

様々な理由が重なってだと思いますが、人生の転機には違いないでしょう。これが熊野の力。なのか…!?
会ったこともない私との不思議な冒険がはじまります!言い出した私が笑ってしまうんですが!

皆さん私めと、この男性に会いに来てくださいね~。

今後、さらに二次募集

ウォークイベントで一緒になった方に話をすると、観光船として魅力的なので「行きたい」と目を輝かせてくれますが、別の日程をおすすめしております。(おいっ

それに今年は桜の開花が早いかも?もしかしたら造幣局の桜並木もドンピシャ?という期待もあり「誰でも参加OK」なら行きたい方はいるでしょう。残り1か月なのでその方がいいのかもしれませんが…

今後は以下の通り当たってみる予定です。

 

その1)京都・大阪の関係者に声をかける

まだやんの?!って感じですが紀伊半島各地からキーパーソンが集まるので、お声掛けしやすくなりました。

街道沿いのガイド団体や、研究者、地域活性化に熱意ある方など、私のアンテナが反応するところへ地道に当たってみます。(このダイレクトマーケティングは結構いい感じで功を奏するのです)

どうしてそんな無謀でツテもない不確かなやり方にこだわるかというと、これをやることで乗船にいたらなくても知ってもらうことが出来るからです。きっといつかのご縁となります。

 

その2)未来ある学生へ

学生は私が乗船料を2,000円負担(4,500円→2,500円)します。無料だと誰でも来るでしょうからあくまで有料。各学校1名まで。多くとも5名まで。

一人でも踏み出す行動力、自己投資する気持ち、ご縁を生かせるか。エリアは問いません。

積極的なお声掛けはしません(というか大変なのでできない)ので、ご縁があればという感じです。

ハードル高いけど地域のガイドさんらと仲良くなったらおもしろいと思います。春休みやし。勝手なことを言ってますが私が皆さんから教わったように、未来へつないでほしいのです。

 

その3)「歩く旅」への夢がある方

「わたし、これから熊野古道をちゃんとやりたい!」「いつかスペイン巡礼もやりたい!」という夢のある方を、肩書きに関わらず募集します。物見遊山ではなくて、これからもしっかり歩いて下さる方。

三十石船に乗るのは、若者の夢を応援してくれる方ばかりです。きっと素敵な出会いがあります。

 

その4)家族、友人、知人

席が余って友人や親類に頼むのは最後のつもりです。身内で騒ぎたいわけではなくて、色んな方と紀伊半島全体のことを夢見たいからです。

ちなみに闘鶏神社では私の両親と祖父も応援に来る予定。歩けない方もルート沿いの神社やお寺で待っててくださいね。(急いでいて時間取れないこともあろうと思いますがあしからず!)

おまけ

という感じでございます。さて残り1か月どうなるでしょう??

そんな今日は良い御本が2冊手元に揃いました。1冊はクラウドファンディングの御礼と一緒に送られてきたもの、もう1冊は著者の方にお会いできたけど在庫がもうないと言われ…あきらめきれずに古書のサイトで探したもの。

色んなドラマが日々起こってずっと変化しています。熊野川にも楽しい仲間が増えるかもしれません。

はっきり決まってない話もありお知らせのタイミングが難しいのですが、とにかく面白いことになるのは見えてます。楽しみにお待ちくださいませ。

各日の計画もつめないと!(汗

↓「八軒家から伏見へ渡す渡し船は三十石と言いますからかなり大きいのでしょう」
 熊野古道を歩いていて、浪曲を聞くとは思わなかった! でも面白いからおすすめ